着ぐるみを製作する前に知っておいて欲しいこと。

キャラクターの違いはあれど、どの着ぐるみも一見すると、あまり違わないように見えます。
高い方が良いとか、安いから不安だとか・・・。
有名どころの着ぐるみを作っているメーカーさんが良いとか、新興着ぐるみメーカーは心配だとか・・・。
色々お聞きすることがあります。

弊社は、末端の着ぐるみメーカーとして、創業以来16年間で約2,000体以上の着ぐるみを製造してきました。

着ぐるみ会社によって、素材や工法などに色々違いがあり、メリットデメリットがあります。その長所、短所をご理解の上、より良い着ぐるみを製作される一助になればと思います!

■べース素材の違いによるメリット・デメリット

ベース素材名特徴メリットデメリット
発泡スチロール着ぐるみのベース素材として、古くから使用されている素材です。

安価で、成型するのが簡単です。
故に、予算がないときや、納期が短いときなどには適しています。
ただし、耐久性が低く、メンテナンス性も劣っている為、長期の使用を前提とした場合には、不向きな素材です。
1.安く出来る
2.早く出来る
1)耐久性が低い
・外からの力に弱く変形しやすい
・強度が低いので、肉厚を厚めにする必要があり、内部空間が狭く、圧迫感がある。
3)メンテナンス性が低い
・変形した場合、修正が難しい⇒修理代が高価
・生地の貼り換えがむずかしい⇒修理代が高価
発泡ポリエチレン軽量で成型しやすい材料です。工法には、簡易な立体裁断(型紙を製作する工法)と熱押し(発泡原型をオス型にして、熱をかけて成型する工法)工法の2種類があります。1.軽く出来る
2.薄く出来る
・内部空間が広く使える。
3.メンテナンスが容易
・溶剤に耐性があり、生地の貼り換えが容易にできる。
・熱により修正成型が可能
・組み立てに時間がかかる。
・熱押し工法は難易度が高いため、出来る工房が限られる。

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